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大阪情報サロン

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サンタマリアから見る『大阪の巨大橋』

◆サンタマリアクルーズ体験ですが、ちょっとした非日常体験になるでしょうか。ユニバーサルスタジオも当然に非日常だから体験に行く価値があるのでしょうね。
このクルージングから見える風景は、南港コスモの「WTC」とか球体の「海の時空館」もですが、巨大橋も見逃せません。「天保山大橋」と「港大橋」の下をくぐるので真じかに見ることができます。私は橋梁マニアというか橋好きなのです。
優美さでは「天保山大橋」、迫力では「港大橋」でしょうか。実際にクルマで走ってみる方がより迫力を体感できるようです。とくに港大橋の迫力は体験しないと解らないと思います。港大橋は日本最大にして最長のトラス橋で、二段構造になっていて鋼材の迫力は半端ではありません。世界第三位だそうで、長さ980m支間長510mです。

▼写真2枚、「天保山大橋」です。
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▼写真2枚、「港大橋」です。
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◆私の目視観察によると、港大橋の鋼材の量は余裕で東京タワー5個位はできそうに思えたのですが、調べてみるとやはり私の勘は当っていました。いや、遠慮して控え目だったのです。東京タワーの鋼材は4,200トンに対して港大橋は35,000トンでした。実際には東京タワーの8倍以上でした。これは私にとって、世界第三位と言われると、「ガッカリ」となるのですが、私は断トツ世界一の規模と想像していたのです。「長さだけで比較されてもねぇ」というのが正直な気持ちです。知らずに渡って感動があまりに大きかったのです。これは明石海峡大橋でも瀬戸大橋でもなかった感動でした。私が大阪信者だからでしょうか。
ちなみに世界一はカナダのセントローレンス川の架かるケベック橋で全長が987mで、支間長は549mです。全長も港大橋に近似の数字です。港大橋は1974年の完成ですから、もう35年前に完成していたのです。
◆じつは、私はこの橋を実際に走ったのはかなり最近で10年ほど前でした。それ以前は阪高湾岸線はあまり走らなかったからかもしれません。あまり予備知識のないまま走って度肝を抜かれました。というか感動したのです。この感動は自分で車を運転して初めて得られるもので、バスで走ってもあまり感動はありませんでした。
仕事で走ったのですが、会社の重役と同行して得意先に行く所用でした。運転は私がしていました。
重役は兵庫県出身の神戸市在住の方でした。ルートは重役の指示通りに走りました。阪高大阪港線に入り、「そのまま湾岸線に入って、岸和田方面に行ったらええからな」の指示でした。
朝潮橋を過ぎて、右に左にカーブを切り、天保山JCTの経路を泉佐野方面に辿りました。するとやや展望が開けて右カーブのゆるい上り勾配にかかる間もなく、赤い鉄骨の巨大な橋に差し掛かったのです。港大橋です。正直、大阪に住みながらこの橋の知識はなかったのです。
実際には日本最大、世界でも最大級の橋で、阪神高速道路4車線が上下二段になった二層構造の巨大橋です。空中をゆくような高さ、4車線の都市高速2層が通る鋼鉄の骨組み、それは人類の偉大さを実感するような凄い橋でした。
私は、そのただならぬ迫力に感動し・・・「凄い橋ですね~」と、口からでました。
重役は「そやな、テレビでレインボーブリッジとか言うとるけど、こっちが上やな~」・・・そのひと言でした。

▼写真、世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」
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◆今回、港大橋を調べていて、突然「今なら斜張橋で飛ばすけど、当時はこの技術がなかったからトラス橋になった」うんぬんの言葉に出くわしました。私は??が点灯し、本当だろうかと思いました。斜張橋も吊り橋の一種らしいけど、斜張橋と違って吊り橋は両側に全重量を支える巨大なアンカレイジが必要で大規模になります。斜張橋の方が優美だし工事費も安くあがりそうで、できれば吊り橋より斜張橋にするのが良さそうです。しかしトラス橋とは全然違うわな。「今なら斜張橋で飛ばす」は疑問のままです。どなたかご教示くださるとありがたいです。
by osaka-salon2 | 2009-04-23 16:27 | 大阪の景観
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