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大阪情報サロン

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大阪三大環状道路【大阪内環状線】

◆あまり人気のない道路ネタですが、なかでも一般道路の関心は低いと思います。あえて一般道路を取上げる理由は、まずメディアが取上げないですし、ネットでも取上げない。ですが、都市論的視点で見ることは必要と考えています。私は鉄道ヲタのはしくれですが、ネットを見ると何と鉄道ヲタの多いことか。いささか食傷気味にもなります。それで大阪の環状道路から取上げることにします。

◆もともと大阪府道1号大阪内環状線で、平成5年に国道に昇格し国道479号線となりました。この道路は名前の通り環状道路になっていますが、Uの字を横にしたようなコの字型の環状道路です。完全な円にはならず、西側の大阪湾側は欠けています。大阪三大環状道路はすべてコの字型の道路です。最も規模の大きいのが大阪中央環状線(府道2号)となっています。
大阪内環状線(国道479号)は1993年(平成5年)に国道に昇格するまでは大阪府道1号でした。路線名はそのまま「大阪内環状線」ですが、環状道路のうちこの道路だけ標識は「内環状線」と大阪を省略した表記になっています。(最も内側の環状道路だから大阪はわかっとるか・・・)
起点は豊中市稲津町(国道176号交点)で、江坂(吹田市)・上新庄(東淀川区)・京阪本通(守口市)・鶴見3(鶴見区)・深江橋(東成区)・北巽(生野区)・瓜破(平野区)・長居(住吉区)を通り浜口(住之江区)に至る29.7kmの国道です。

▼写真:平野区瓜破交差点付近の「内環状線」、東西の長居公園通りから直角に曲がります。
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◆起点・経由地などを見ると、大阪市域のぎりぎり外周部、あるいは大阪市域外の道路なのが分かります。北部では豊中市・吹田市、大阪市域からはみ出した府下になります。東部でも一部守口市や東大阪市の境界が通過地となっています。それでいて「大阪内環状線」のネーミングは何を意味するのでしょうか。例えれば東京23区の外周を通る「東京外環自動車道」を「大阪内環自動車道」と言っているような感じです。この事実が大阪の面白いところなんですね。
そうです。大阪市の外側は大阪という都市の内側と認識して計画されたのです。計画・政策主体は大阪府ですが、大阪府という自治体は他の府県と明らかに違うと思います。大阪府は市町村行政をやっていると思います。つまり大都市行政主体が大阪府です。よく言われるのは大阪市と大阪府の地域分担ですが、たしかにそういう傾向もありますが、大阪府という自治体は、大阪市以外の大阪府下だけを管轄と考えて政策をやってるわけではないですね。大阪府全体を一つの大阪という大都市と考えているのがよく分かります。だから二重行政というのも間違いではないようです。

大阪府はこの道路の通過地点を考えて「大阪内環状線」とネーミングしたのです。これは非常にまっとうな考え方だと思います。こういう考え方で大阪の都市行政をやってもらいたいので、大阪市と大阪府の統合も実現してほしいと考えるのです。大阪市は非常に面積が狭い分、発想も小さくなっています。大都市行政としては優秀と言われる大阪市ですが、そのノウハウを生かすには大阪府との合併統合が不可欠と考えるのですが、いかがでしょうか。
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by osaka-salon2 | 2009-05-21 17:57 | 大阪の道路
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